樹齢200年以上の榧の木からつくった一枚板の本榧まな板です。榧はちょうどよい硬さで柔らかな弾力があり、刃当たりがとてもよく、水にも強いことから、まな板の最高級材にあげられていますが、大変希少で高価なため材料の入手が極めて難しく、ごく一部でしか取り扱いがありません。
吸い付くようなやさしい刃当たりで、包丁の刃を傷めにくく、腕も疲れにくいと、プロの料理人も認める抜群の使い心地。「山の宝石」と称される美しい木肌は台所を彩り、トントンという響きも心地よく、毎日気持ちよくお料理していただけます。きめが細かく適度に油分を含むため、水切れがよく乾きが早いのも魅力。耐久性にも優れていますので、削りなおしをしながら何十年とお使いいただけます。


本榧まな板の使い心地
刃当たりがよく、包丁の切れ味が落ちにくい
まな板は、硬すぎると包丁の刃が傷みやすく、柔らかすぎると包丁跡がつきやすくなります。榧は、硬すぎず柔らかすぎない絶妙な硬さで、弾力があり、包丁をやさしく受け止めてくれるので刃当たりが抜群。包丁が傷みにくく切れ味が長続きします。また、跳ね返りが少ないので、余計な力をいれずに心地よく切れて、腕も疲れにくいです。
水切れがよいため乾きが早く衛生的
油分が豊富で天然の抗菌性があり、水切れがよいため乾きが早く衛生的です。まな板を使った後に汚れをしっかり落とし、水気を拭き取ってから乾かしていただくと黒ずみの予防になります。
キッチンを明るく彩る、美しい木肌
淡黄色の上品な色あいで、きめが細かく美しい木肌。癒されるような自然美がぬくもりを与えキッチンを明るく彩ります。本榧まな板のおかげで「キッチンが明るくなった」「調理が楽しくなった」と言ってくださるお客さまもいらっしゃいます。
シナモンのようなやさしい香り
シナモンのような爽やかな香りがやさしく漂います。食材に香りが移るということはありませんのでご安心ください。また、お使いいただくうちに香りは落ち着いてきます。
水に強く、極めて優れた耐久性
榧は水に強く腐りにくい木で、昔は船舶や風呂桶の材料に使用されていました。また「槇万年、榧限りなし」といわれるように極めて耐久性に優れています。まな板の大きさにもよりますが、厚さ3cmなら10~15年ごとに削り直して30~40年お使いいただけます。
プロの料理人も使い心地に納得
毎日まな板を使うプロの方々に使っていただきました
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幻の木「榧」
絶滅に近い希少な高級材
榧は木肌の美しさや適度な弾力性などから、碁盤・将棋盤の最高級品として知られる超高級材。仏像にも使用され、奈良から平安初期のものには榧製が多いようです。成長は極めて遅く、30cm伸びるのに3~4年、碁盤づくりに適した直径1.1mほどの大きさになるには300年以上の歳月を必要とします。かつては日本の山々に自生し、お寺や農家の庭先など身近な場所にもあった榧ですが、現在は絶滅に近い状態。木材市場に出てくることも年に数えるほどしかなく、深刻な材料不足に陥っています。
榧についてもっと詳しく>>
300年先、榧の森を夢みて
当社の榧の森づくりの始まりは、榧に惚れこんだ会長個人が「このままでは榧がなくなってしまう、碁盤をつくる榧の木を未来に残したい」という想いで植林し始めたことからでした。それから約30年、高知や四国の山々に30万本(2016年時点)以上の榧の苗木を植えてきました。育ちにくさや獣害などから残っているのは3割にも満たないほどですが、徐々に大きくなり実のなる木も育っています。
榧の森づくりの様子>>
熟練の職人が丁寧に手作りしています
割れや反りを防ぐため、じっくり自然乾燥
榧材はすべて自然乾燥させます。木は伐採後も水分を多く含んでおり、割れや反りの元にもなるため十分に乾燥させることが欠かせません。適切な含水率にすると、後の反りや割れが生じにくくなります。機械乾燥ではなく自然乾燥させるのは、木の本来のよさを損なわないため。時間はかかりますが、木にやさしく、榧が本来もつ粘りや香り、美しさや色ツヤを損なわず、油分を残すことができるからです。
樹齢200年以上の榧を使用
当店のまな板は、碁盤・将棋盤に使うものと同じ樹齢200年以上の榧の木からとった材料で製作しています。丸太の外側にあたる若く柔らかい白太(シラタ)を取り除いた赤身のみを使用し、榧の素材そのものが活きるよう熟練の職人が一つひとつ丁寧に仕上げています。接着剤・塗装・防カビ剤など化学薬品は一切使用していません。
フシやキズについて
フシやキズなどはできるだけ避けて製作していますが、ご使用に問題ない程度の小さなフシや入り皮が若干ある場合もありますので、あらかじめご了承ください。
業務用は天然蜜蝋で木口の割れ止めをしています
業務用本榧まな板は大きな榧材を使用するため、木口の割れ止めに天然蜜蝋を塗っています。蜜蝋はミツバチの巣を構成する蝋を生成したもので、口に入れても無害。おもにクリームや口紅などの化粧品に使用されます。
きめが細かく美しい榧の木肌。職人の丁寧な手仕事でなめらかな手ざわりです。
木目や色あいは一つひとつ違います。
天然本榧を使用し手作りしていますので、木目や色あいは一つひとつ違いがあります。
木目は、木目の模様が平行な柾目(まさめ/写真左)や、山型や波型など不規則な模様の板目(いため/写真右)、柾目と板目の両方が現れたものなど様々です。また、柾目の木目はまっすぐ通っているものもあれば、曲がりや波打つような揺れのあるもの、まな板に対して斜めに通っているもの(写真中)などもあります。
色あいは、木の成長時の環境などにより、赤みの強いものや白っぽいものなど様々です。
お客さまからのよくあるご質問
柾目と板目にどのような違いがありますか?
上記のような木目による見た目の違いもありますが、性質としては柾目は板目よりも比較的反りにくい特性があります。ただし、板目が反りやすいというわけではありません。榧は昔から船舶や風呂桶に使われてきた水に強い木ですのでご安心ください。当店では希少な榧の木を無駄なく利用するため、柾目、板目をお選びいただくことができません。あらかじめご了承ください。
※オーダーメイドはお選びいただけます(柾目、板目により価格が異なります)
木のまな板は使用方法やお手入れが大変そうなのですが…
本榧に限らず、木のまな板はプラスチックやゴムのまな板と比べるとどうしてもひと手間必要にはなりますが、本榧まな板はほかの木に比べて耐水・耐朽性が高く、水切れがよく乾きが速いため意外と簡単です。詳しくは後述の「本榧まな板のご使用とお手入れ」をご覧ください。
フシやキズはありますか?
大きなフシやキズは避けて製造していますが、ご使用に問題ない程度の小さなフシや入り皮が若干ある場合もあります。あらかじめご了承ください。
ひび割れや反りへの対策は?
つけ置きや急激な乾燥はひび割れや反りの原因となります。洗浄後は水気を拭き取り、直射日光の当たらない場所に立てて乾かしてください。直射日光や乾燥機などによる急激な乾燥は避けてください。反りがでた場合、水平な場所にべた置きし、おもしをするだけで自然に元に戻ることがあります。
黒ずみやカビへの対策は?
自然の抗菌・防カビ効果をもつ榧でも、水分や汚れが残ることで黒ずみやカビが発生する場合があります。一番の予防は、まな板を使った後にしっかり汚れを落とし、水気を拭き取り乾かすことです。万が一黒ずみやカビが発生した場合、初期段階であればサンドペーパーで簡単に落とせます。100~150番のサンドペーパーで黒ずみを削り取り、240番で仕上げてください。
削り直しはできますか?
当店でお買い上げいただいた本榧まな板は、無料で何度でも削り直しさせていただきます。ただし、往復の送料はお客さまのご負担となります。
削り直しご依頼の流れ>>
本榧まな板のご使用とお手入れ
きれいに長くお使いいただくために
ご使用の前にまな板を水でぬらし、余分な水気を軽く拭き取ってからお使いください。水の膜により食材の水分やニオイがしみこみにくくなります。片面だけをぬらすと反りの原因となる場合がありますので全体的にぬらしてください。
榧は水に強く、お手入れも簡単です
ご使用後は、なるべく早めに水または食器用洗剤で洗ってください。おすすめは水とたわしでのゴシゴシ洗い、軽い汚れは洗剤なしでも大丈夫です。洗った後は水気を拭き取り、直射日光の当たらない場所に立てて乾燥させてください。つけ置きや食器洗い乾燥機は、割れや反りの原因となりますので避けてください。
削り直しできれいになります
キズを修復しようとする復元力を持つ榧ですが、それでもずっと使い続けていくとキズも目立つようになり、黒ずんでくることもあります。そうなった場合は削り直しをします。表面を薄く削ってあげることで、またきれいな状態に戻ります。目安として、1度の削り直しで4~5ミリ程度薄くなりますので、本榧まな板(特大)の厚さ3cmで2回ほど削り直しができます。使用頻度にもよりますが、10~15年ごとに削り直しをすることで、30~40年以上お使いいただけます。
お客様の声
みずしま様 | 投稿日:2020年10月05日 |
おすすめ度:
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ちょっと前に、業務用ではない、厚さがこれほどはないものを買いました。包丁への吸い付きの良さが心地よかったのですが、何よりも特筆すべきは、その芳香です。最初は、どこかに芳香剤があるのかとびっくりしたのですが、それがまな板からだと確認して、さらに驚きました。本当に、よい香おりです。それで、直ぐに、別の家の台所用に大きなもの(業務用)を注文・入手しました。とにかく大きいので、食材をその上でこぼさず調理でき、また、説明書にあったとおりに使用前に水に濡らすことで、これまでの白のプラスチック製のまな板と較べて汚れがつかず、これもありがたかったです。香りも同様です。やめれば良いのに、思わず包丁を何本も買ってしまいました。一生ものと言うことですので、ずっと使いこなしていきたいと思っています。なお、私は、まな板のサイドに取っ手をつけて、つり下げて片付けています。料理を楽しみたい方、お勧めです。
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愛媛様 | 投稿日:2020年07月24日 |
おすすめ度:
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和包丁を使っているので、包丁がまな板に吸い付くように、きれいに入っていく感触がなんとも心地よい。今回、業務用を購入したので女性には若干重かったのが難点。
お店からのコメント |
こどもパパ様 | 投稿日:2020年06月14日 |
おすすめ度:
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釣った魚をさばくため、銀杏のまな板を探していたところ、こちらのホームページに出会い、銀杏は頭の中から消えてしまいました。随分前から模様眺めをしていたのですが、たまたま4センチ厚の在庫があったので迷わず注文しました。3センチだったら今でも悩み続けていたかもしれません。カスタマーファーストのお店の対応にはたいへんお世話になりました。品物もホームページに掲載されていることに寸分たがわぬ素晴らしいものでした。よく濡らしたまな板を布巾ではなく、てのひらで拭うと魚をさばくのに最適な状態になります。面のさわり具合、魚身のキープ感、包丁当たり・・ どれも最高です。使う包丁によって刺身の味が変わると言われますが、まな板でも同じことが言えるのを実感しました。大満足です。ありがとうございました。
お店からのコメント |
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