本榧2段弁当箱

樹齢200年以上の希少な本榧(かや)を贅沢に削り出し、細部まで丹念に仕上げた本榧2段弁当箱です。淡黄色の木肌に浮かぶ緻密な木目が美しく、天然木ならではのやさしいぬくもりと高級感を醸し出します。単なるお弁当を入れる器ではない、使いやすく、心を満たす用の美。ちょっと自慢したくなるような上質なお弁当箱がランチタイムを豊かに彩ります。
贅沢な削り出し、木肌の美しいお弁当箱

角がないからお手入れも簡単
本榧2段弁当箱は美しい木目や木肌が映える、シンプルで丸みのあるやさしいかたちに仕上げました。贅沢に削り出しで製作しているため継ぎ目がなく、内側も角がないよう丸みを持たせておりますのでお手入れも簡単です。どんなお弁当を詰めようか、毎日使うのが楽しみになりそうなお弁当箱です。
一つひとつ丹念に仕上げています
木目の美しい本榧から削り出し、一つひとつ丹念に仕上げています。天然素材のぬくもりはもちろん、心を込めて手作りされる品々にはどことなくあたたかさを感じます。重ねる底の部分も、きつすぎず、ゆるすぎず、お弁当箱がカッチリとはまるように、きれいに削り出されています。本榧2段弁当箱は、お手入れがしやすいように、食品衛生法に適合したウレタン塗装を施しています。

幻の木「榧」

絶滅に近い希少な高級材
榧は木肌の美しさや適度な弾力性などから、碁盤・将棋盤の最高級品として知られる超高級材。仏像にも使用され、奈良から平安初期のものには榧製が多いようです。成長は極めて遅く、30cm伸びるのに3~4年、碁盤づくりに適した直径1.1mほどの大きさになるには300年以上の歳月を必要とします。かつては日本の山々に自生し、お寺や農家の庭先など身近な場所にもあった榧ですが、現在は絶滅に近い状態。木材市場に出てくることも年に数えるほどしかなく、深刻な材料不足に陥っています。
榧についてもっと詳しく>>
300年先、榧の森を夢みて
当社の榧の森づくりの始まりは、榧に惚れこんだ会長個人が「このままでは榧がなくなってしまう、碁盤をつくる榧の木を未来に残したい」という想いで植林し始めたことからでした。それから約30年、高知や四国の山々に30万本(2016年時点)以上の榧の苗木を植えてきました。育ちにくさや獣害などから残っているのは3割にも満たないほどですが、徐々に大きくなり実のなる木も育っています。
榧の森づくりの様子>>

木目をお選びいただけます

天然本榧を使用していますので、木目や色合いは一つひとつ違いがありますが、大きく分けて、木目がまっすぐな柾目(まさめ)と、木目が山形や波形のような曲がった線になっている板目の2種類の木目があります。お好みによりお選びください。