榧の焚き付け材(2kg)
焚き火や薪ストーブの着火に
火力が強く、香りも爽やか
まな板を製作する過程でできた榧の端材を、焚き付けにちょうどよいサイズにカットしました。榧は油分が豊富で、火がつきやすく火力も強いため、焚き火や薪ストーブの着火にぴったりです。火を入れると、ふわりと立ち上る榧特有の爽やかな香りが、アウトドアや冬のひとときを豊かに演出します。
榧の焚き付け材の特徴
榧の焚き付け材は、長さ約25cm、幅0.5〜3cmの細身で、焚き火や薪ストーブの着火にぴったり。もともと油分が豊富な榧を、油の抜けにくい自然乾燥でじっくり乾かしており、油分がよく残っています。また、まな板の端材のため乾燥も十分で、火がつきやすく火力も強いので、焚き火の立ち上がりをスムーズに助けてくれます。
焚き火での使い方
- まずは、着火剤として、丸めた新聞紙などを置きます。
- 新聞紙を囲むように、焚き付け材を10本くらいティピー型(円錐形)に組みます。
- 新聞紙に火をつけると、簡単に焚き付け材に燃え移ります。
- 十分に火がついたら、焚き付け材の上に少しずつ薪をくべます。
- 薪に火がつきにくい場合は、焚き付け材を足しながら行ってください。
※焚き付け材の入れすぎにはご注意ください。火が強くなりすぎることがあります。
幻の木「榧」
絶滅に近い希少な高級材
榧は、碁盤・将棋盤の最高級品として知られる超高級材。仏像にも使用され、奈良から平安初期のものには榧製が多いようです。成長は極めて遅く、30cm伸びるのに3~4年、立派な碁盤のとれる直径1.1mほどの太さになるには300年以上かかります。現在は絶滅に近い状態で「幻の木」とも言われており、深刻な材料不足にあります。
榧についてもっと詳しく>>
300年先、榧の森を夢みて
榧の森づくりは、榧に惚れこんだ会長が「このままでは榧がなくなってしまう。碁盤をつくる榧の木を未来に残したい」という想いから、個人で植林し始めたことから。それから約30年、高知や四国の山々に30万本(2016年時点)以上の苗木を植えてきました。育ちにくさや獣害により残っているのは3割もないですが、徐々に大きくなり、元気に育っています。
榧の森づくりの様子>>
自然の恵みを余すことなく
無駄なく、最後まで
榧の焚き付け材は、まな板や碁盤の製作過程で出る「端材」から生まれました。小さなかけらにも、木としての魅力が詰まっており、最後まで無駄にせず、大切に活かし、自然の恵みを有効に使いたいと思っています。
森とともに生きるものづくり
今後は、間伐材(森の健全な育成のために間引かれた木材)も活用していきたいと考えています。
「素材を無駄なく活かすことで、森は健やかに保たれ、未来の自然環境に貢献できる——」
そんな想いを込めて、榧の焚き付け材を作っています。
サイズ・内容量
- 焚き付け材:約長さ25cm、幅0.5〜3cm
- 中身の重さ:約2kg
- 箱サイズ:約幅33.5×奥行20×高さ14cm
■注意事項
長さは25cmを基準にカットしていますが、中には短いものもあります。また、乾燥時の割れ止めのボンドが付いたものが、多少入っている場合があります。