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訳ありについて
樹木は強風に揺られ、隣の木や枝とぶつかって傷ついたり、枝が折れたりしながら成長します。
こうしてできた自然のキズや葉節もその木の個性ですので、できる限り無駄なく活用したいと思っています。
自然の変色や変質
成長の過程で自然にできた斑点や線状の跡で、かすれたような色変わりや変質が起こったものです。大きく目立つものや全面に広がっているものは訳ありとしています。
黒っぽいシミ
もともと木に含まれていた水分によってできたシミです。シミが大きかったり、色が濃く目立ちやすいものは訳あり品としています。
茶色いシミ(油分)
木から染み出た油分によるシミです。油分自体はよいものですが、見た目が悪いものは訳ありとしています。榧は豊富な油分のおかげで水切れがよく、抗菌作用にも優れます。
葉節
節のなかでもごく小さなもので、未成熟な枝や葉っぱの生えていた跡が内在されて節となったものです。数が非常に多いものや大きく黒っぽいものは訳ありとしています。
白太(シラタ)
樹皮に近い部分にある、材木の白っぽい部分です。当店は総赤身が基準のため訳あり品となりますが、一般的には通常品として販売されています。赤身の部分に比べると黒ずみやすいので、しっかりと乾燥させてください。
徳川家康と天ぷらの話
家康の死因は鯛の天ぷら!?
「家康は鯛の天ぷらを食べすぎて亡くなった」というのは本当でしょうか?
江戸幕府の公式史書「御実紀」のなかで、徳川家康(1542年~1616年)に関する記録が書かれた「東照宮御実紀」。それによると、徳川家康が鯛の天ぷらを食べたのは鷹狩りに出かけた先でのこと。懇意にしていた京の豪商・茶屋四郎次郎に「近ごろ京で話題の話」を尋ねたところ「鯛を榧(かや)の油で揚げ、その上に薤(にら)をすりかけて食べるのが美味いと評判」と聞きました。さっそく鯛の天ぷらを作らせた家康は、あまりの美味しさに日ごろの節制を忘れ、大鯛2枚、甘鯛3枚を食したそうです。
ちなみに、この鯛の天ぷらを揚げた油は2つの説があり、「東照宮御実紀」には「榧油」、「元和年録」には「ごま油」と書かれています。
その夜、体調を崩したことから「鯛の天ぷらの食べ過ぎが原因」という説が有名ですが、家康がこの世を去ったのはそれから約3ヶ月後。その事実から近年では鯛の天ぷらを直接的な死因とする研究者は皆無で、病状の経過から今では「もともと患っていた胃がん」という説が最も有力とされています。
本榧まな板の削り直し
本榧まな板 削り直しサービス
当店でお買い上げいただいた本榧まな板は、特典として、無料で何度でも削り直しさせていただきます。ただし、往復の送料はお客さまのご負担となります。他店(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)でお買い上げいただいた本榧まな板は、削り直し料金(税込1,100円)が必要です。
予めご了承ください
- 削り直しができるのは、反りや加工の安全性から、厚さが2cm以上のものとさせていただきます。
- まな板の状態によっては、割れや黒ずみが取り切れない場合があります。
- 削り直しの加工中に割れてしまう場合があります。
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削り直しのご依頼方法
削り直しご依頼の流れ
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※送料:880円 / 北海道・沖縄は1,980円
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本榧まな板の送付先
〒780-0054 高知県高知市相生町6-3
榧工房 かやの森
TEL:088-880-5188
ニッポン放送ラジオ「菅原文太 日本人の底力」
榧の森づくりの話をさせていただきました
収録では、かつては日本の山に自生し、農家の庭先などにも植えられ、榧材だけでなく実が食べられるなど、身近に利用されてきた榧を残すため、「榧の森づくり」をしていることを中心にお話させていただきました。ラジオの放送は、来年の予定となっています。
収録後は、大変素敵な色紙をいただき、本当にありがとうございました。