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木のまな板へのオイル塗布について
オイルの塗布は必要でしょうか?

昔からオイルを塗らずに使われてきた道具
結論から言うと、木のまな板へのオイルの塗布は、必ず行わなければならないものではありません。榧・ひのき・いちょうなどの木のまな板は、昔からオイルを塗らずに使われてきた道具です。使う前に水で濡らし、使い終わったら洗って乾かす。それだけで、日々の調理に十分応えてきました。
一方で、木という素材の特性上、使っているあいだにヒビや割れが生じることがあります。これは榧に限らず、ひのきやいちょうも同様です。昔は、小さな割れや反りは素材の特性として受け止められることも多く、 予防としてオイルを塗るという考え方は、一般的ではありませんでした。
なぜ割れが生じるのか

木は動き続けています
木は、伐採・乾燥・製材を経たあとも完全に状態が固定される素材ではなく、水分を吸ったり乾いたりを繰り返しながら、周囲の環境に合わせてわずかに動き続けています。そのため、使い始めの環境変化や乾燥の強い条件が重なると、木がその変化になじみきれず、結果としてヒビや割れとしてあらわれることがあります。
乾燥しやすい住環境
近年は、高気密・高断熱の住宅が増え、冷暖房を常用する暮らしが一般的になったことで、室内が乾燥しやすい環境になっています。こうした住環境の変化により、木のまな板の変化が、以前よりあらわれやすくなっていると感じられる場面があります。
オイルを塗るという選択も

木の変化と、穏やかに付き合うために
オイルは、割れを完全に防ぐものではありませんが、乾燥の進み方をやわらかくし、環境変化による木への負担を和らげることで、結果として割れが生じにくくなる効果が期待できます。そのため、オイルは本来必須ではないものの、近年の住宅環境を考えると塗るのもありではないかと考えています。
また、オイルを塗ることで水弾きがよくなるため、これらの効果も期待できると言われています。
- 割れや反りが生じにくくなる
- シミや黒ずみが付きにくくなる
- 匂いが残りにくくなる
- 表面の乾燥やカサつき、荒れを抑える
オイル塗布の簡単な手順
- 洗浄・乾燥:まな板をきれいに洗い、しっかり乾燥させます。水分が残っているとオイルが入りません。
- 塗布:乾いた布やキッチンペーパーにオイルを取り、全体に薄く伸ばします。側面も塗ってください。
- 浸透:15〜30分ほど置いて、オイルを馴染ませます。
- 拭き取り:表面に残った余分なオイルをしっかり拭き取ります。
- 仕上げ:スタンドに立てて、一晩乾かして完了です。
- オイルは、亜麻仁油やエゴマ油などの乾性油、市販のカッティングボードオイルなどをご使用ください。
- オイルを塗ると、濡れたような深みのある色合いになり、木目もはっきりとします。
- 塗り直しの目安は、表面が乾いて白っぽく感じられるようになった頃です。



















